坐骨神経痛と生活習慣病
まず、坐骨神経痛とは?
腰から脚先まで通っている一番太い末梢神経である坐骨神経が何かの原因により圧迫されたり刺激を受けることで、お尻から脚の後ろ側に生じる痛みやしびれ、麻痺などの症状のことを総称して坐骨神経痛と言います。
多くの場合は、腰痛に続きお尻や太ももの後ろ、すね、脚先に痛みやしびれが伴います。
また、ひどい時には痛みやしびれから歩行困難に陥ることもあります。
では、何か防ぐ方法はあるのでしょうか?
坐骨神経痛を引き起こすことと生活習慣は深く関わっています。
ですので、生活習慣を見直すことは坐骨神経痛の改善と予防にも繋がるのです。
まず誰にでも簡単に出来ることは普段の姿勢を正すことです。
椅子に座るときに片方の脚だけを組んだりせず両足をそろえて猫背にならないようにしましょう。
地面に座るときにもあぐらや横座り、三角座りなどをしないように気をつけましょう。
そして寒い時、暑い時に関わらず腰や足などの下半身を普段から冷やさないようにしましょう。
また日頃から筋肉がこわばらないように無理のないストレッチも行いましょう。
そして、腰に負担をかけないためには体重管理も大切になります。
日頃から食事管理をして、運動するなど肥満対策をすることも重要です。
肥満になると腰の負担も体重の増えとともにかかりますので気をつけましょう。
以上のように、普段の生活習慣をほんの少し変えるだけでも予防・改善に繋がるのです。
痛みがあるときには無理はせずに治療に取り組むことが大切ですが、
医師とも相談しながら痛みのない人は生活習慣の改善に一度取り組んでみてはいかがでしょうか??
また、まだ症状が出てない人も日々の生活習慣を変えてこれからに備えましょう。