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坐骨神経痛予防をするための歩き方

坐骨神経痛は、筋肉の伸縮バランスが崩れるような悪い姿勢が続くと、筋肉の緊張状態が続き、その筋肉疲労が原因で筋力が弱まり骨を正常な位置で維持できなくなります。こうして骨盤のズレや背骨のズレを引き起こすのです。背骨のズレは背骨を安定させるために下部にいくほど大きくなります。これが坐骨神経痛の原因です。背骨周りの神経は全て坐骨神経に繋がっていますので坐骨神経痛は首・肩・四肢の動きが全て影響するのです。

つまり坐骨神経を予防するには筋肉の伸縮バランスが安定した立ち方・歩き方をすれば良いのです。理想の歩き方は、天井からつるした糸に頭のてっぺんを引っ張られているような理想の立ち姿から、脚を前に出しバランスよく体重移動をして歩きます。そして肩に力を入れずに両手は脚と反対に自然と動かします。

理想の立ち姿をするには、まずお尻の穴に力を入れお腹を引き締めます。そして顎を引いて前を向き、肩の力を抜きだらんと手を伸ばします。この立ち姿が維持できるようになったら次は歩行の練習です。
理想の立ち姿で膝を伸ばしたまま左脚を前に出し、左足のかかとから地面に付け、そうすれば右脚は自然とつま先だけになります。この姿勢で5秒維持します。次は右脚を左脚と同じように前に出しながら、左足は足の裏を全面地面に付けつま先状態になります。それと同時に右脚はかかとだけ地面に付いた状態で5秒維持します。これを繰り返します。左右どちらから始めても構いません。初めはふらふらするかもしれませんが、両腕を歩く時のように前後にバランスを取りましょう。こうやって練習すると安定してバランス歩行ができるようになります。