坐骨神経痛は軽い運動も必要~踏み台昇降~
腰の負担が少ない正しい姿勢とは、頭のてっぺんに糸をつけてつるした状態、すなわち頭の上に本を乗せて落とさずにいられる姿勢です。
デスクワークの多い人は姿勢が悪くなりやすいので、正しい姿勢でいるためには、腰回りの筋肉強化、背筋と胸筋をバランスよく強化、股関節を柔らかくする必要があります。
また、骨盤をゆがめないために、正しい姿勢で歩く必要もあります。
正しい姿勢は腰にかかり負担を小さくし、美しい歩行は、腰や足首にかかる負担を最も小さくします。
正しい歩行とは、右足から踏み出すとした場合、右足を前に出すと同時に、左足の踵からつま先へと体重移動をします。このとき右足はまっすぐに伸ばし、踵から着地します。右足の踵からつま先へと体重移動をする間に左足を前に出して踵から着地します。これを繰り返します。正しく体重移動をするためには、足首の筋肉を柔らかくし、向う脛のある脚の前方の筋肉と、ふくらはぎの筋肉をバランスよく鍛える必要があります。また、つま先を上げる習慣も必要です。
これらの良い姿勢でいるための全ての筋肉づくりに効果的な運動が踏み台昇降です。踏み台昇降は良い姿勢で歩くための全ての筋肉を使います。頭の上に本を乗せている気分での踏み台昇降がお勧めです。
1日に100回以上を目標に、休憩をはさみながら行ってみましょう。初めのうちは無理をしないようにできるところまでやって、少しずつ増やしていくのがお勧めです。何かにつかまりながら行っても大丈夫です。多少痛みのあるときはゆっくりがお勧めです。
但し、ゆっくり行っても踏み台から降りたときに痛みが走る場合は、悪化してしまう恐れがありますので、すぐに運動を中断しましょう。