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坐骨神経痛治療の症状で吐き気はある?

坐骨神経痛の原因の多くは、でん筋(お尻の筋肉)の凝り固まりです。コリが長く続くと痛みも強くなります。

坐骨神経痛の症状の原因が、でん筋が凝り固まっている(お尻が硬くなっている)とみられる場合は、整形外科では主に薬物治療を行います。

まず坐骨神経痛で、でん筋のコリが激しい人の場合は、筋緊張弛緩薬を、消炎鎮痛薬と一緒に処方されることがしばしばあります。この2種類の薬を一緒に投薬すると効果が高いからです。

他にも消炎鎮痛剤と筋緊張弛緩薬の他に、血流を良くする方向から循環障害改善薬やビタミンB12等を使用することで筋肉がほぐれやすくする投薬治療も行われます。

筋弛緩剤の代わりに抗ウツ剤を処方する場合もあります。不安を取り除くために脳をリラックスさせる作用で、筋肉がほぐれる効果があるからです。

これらの投薬治療は、効果も高いのですが、薬ですので副作用もあります。体質的に薬が身体に合わなかった場合は、眠気・ふらつき・めまい等の神経症状や、嘔吐・食欲不振等の胃腸症状が現れる場合もあります。

神経に作用する薬は吐き気をもよおす場合が多いのですが、数回飲んでいると身体の方が薬に合って吐き気が治まってくることもあります。2日目になっても嘔吐が続くようでしたら、筋弛緩剤の代わりに、抗ウツ剤と循環障害改善薬を併用することもあります。抗ウツ剤も吐き気を引き起こす場合も多いのですが、抗ウツ剤の種類は多いので、同じ効果のある薬で、身体に合う薬を処方してくれるでしょう。

胃腸の弱い人には、弱い抗ウツ剤と安定剤で神経をリラックスさせ、さらに循環障害改善薬で血流を良くすることで自ら筋肉を解総とする効果を期待する方法もあります。