坐骨神経痛で右下腹部に違和感を感じることもある
脇腹の違和感は坐骨神経痛の症状が拡大したもの
脇腹の筋肉は腰の中心部から外側に広がるような構造をしています。なので腰に何らかの症状が発生すると脇腹にも症状が起こることもあります。また、坐骨神経痛の場合は左右どちらかの筋肉に負荷が偏っていることもあり、体の片側に症状が出てくることも多いです。腰や下半身の症状に目が行きがちですが、腹部にも症状が出るということを覚えておきましょう。
右利きの場合は右側の症状に注意
ただ、右利きの人は通常、左に体重がよりやすくなっています。よって左利きの人の場合は問題ありませんが、右利きの人が右側に症状が出ている場合は右に体重がかかる癖があると考えられます。例えば、右側で荷物を持つことが多かったり、右側の作業が多かったりなどといったものです。これらの癖から坐骨神経痛が引き起こされたならば、この癖を直さないと再発などの恐れもあります。
このような癖は無意識的なものが多いので、自分が片側に体重をかけている動作がなんなのかを注意して見つける必要があります。自分で気づきにくいところもあると思うので、他人に協力してもらって探すのもよいかもしれません。
腹部の痛みは内臓の異常が原因であることも
腹部が痛むときは内臓に異常があることもあります。例えば、血尿の場合は腎臓の病気が疑われます。内臓の異常により腹部が痛む→筋肉が固くなる→神経が圧迫されて坐骨神経痛になる患者も少数ながらいるようです。内蔵に異常があるときは整形外科では対応できないことがほとんどですので、内臓の異常かなと思ったら内科に通院しましょう。