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坐骨神経痛とツボ

神経痛…痛みがうまく改善されず、悩まれている方も多いと思います。
その神経痛の中で、最も多く見られる症状が坐骨神経痛です。坐骨神経痛は太くて長い神経で、その神経は下半身まで伸びています。
そのような坐骨神経痛の痛みを、自分自身で少しでも軽減させる方法があります。
それが「ツボ押し」です。
坐骨神経痛の「ツボ」は、足と手のひらに集中しています。
まず神経にそって、足の後ろ側を擦ってみてください。擦ってみて気持ち良い刺激だけなら、坐骨神経痛(←椎間板ヘルニア)ではありません。
もし痛みを生じるようであれば、坐骨神経痛の恐れがあります。
坐骨神経痛の足ツボとして、下記の種類があります。

・承扶(しょうふ)…お尻と足の境目辺り/殷門(いんもん)…太腿の裏、真ん中辺り/委中(いちゅう)…膝の裏/下巨虚(げこきょ)…スネの真ん中辺り/丘墟(きゅうきょ)…くるぶしの手前。


これらの足ツボは、坐骨神経痛に非常に効果があります。特に委中は特攻ツボと称され、坐骨神経痛の痛みをすぐ軽減する効果を持っています。
また坐骨神経痛に効く手のひらのツボとして、座骨神経点があります。
座骨神経点…手の甲側の薬指と小指の又の部分を指します(右側の坐骨が痛ければ右の手のひら)。足のツボと違い、手のひらのツボは部位さえ覚えれば、どこでも指圧することができます。
そして指圧することで、坐骨神経痛の痛みが和らいでいくのがわかると思います。
このようにツボは即効性を活かして、様々な坐骨神経痛を軽減します。しかし、あくまでも軽度の坐骨神経痛に効果が発揮されるのであって、重度の場合の効果は、かなり個人差があると思われます(不明)。
そしてツボの押し方ですが、「強く押せば効く」ものでもありません。ツボを押し過ぎると、ツボに対して痛みを軽減させるべき以上の量を押してしまうことなり、かえってそのツボ部分が痛みに変わってしまいます。
優しく指圧する・ブラシなどで刺激を与えるだけでも効果があります。ツボ押しを毎日の日課として続けることで、軽度の坐骨神経痛ならかなり改善されます。
ツボ押しは、早期症状に対してのアプローチとして有効性を発揮します。
また、神経痛に限らずツボを押さえることは、普段の健康も築き上げていきます。
みなさんも是非、自分自身のツボを探して(身体の弱い部分)日頃の健康管理に努めてみてはいかがでしょうか。