坐骨神経痛を自分で予防する(ストレッチ)
「このストレッチは坐骨神経痛に効く」…そう思ってストレッチに励んでいるのは、自分だけではありませんか。
もし、そのストレッチが間違っていたら…それは、坐骨神経痛の症状をさらに悪化させるに過ぎないのです。
確かにストレッチや体操などは、様々な痛み・痺れを軽減する効力を持っています。
しかし様々な症状があるように、全てのストレッチが効果を発揮するわけではありません。
ここでは、3週類の坐骨神経痛に威力を発揮するストレッチを紹介します。このストレッチを行えば、坐骨神経痛の痛みが軽減され、改善の一歩を進むことになります。
○壁押しストレッチ…両足を前後に大きく開き、壁から50cm程度離れた場所に立ってください。そして両腕で壁を押しながら、じっくり腰を反らしてください(10回)。
○うつ伏せストレッチ…うつ伏せに寝ころび、肘を半分曲げた姿勢をとってください。そしてゆっくり肘を伸ばしていきながら、上体も反らしていきます。肘は最後まで伸ばすようにしてください(10回を目安)。
○股関節ストレッチ…片膝を立て、もう一方の膝を床につけてください。その姿勢のまま立て膝の方に体重をじっくりかけてください。その時、腰はしっかり伸ばしてください。(左
右10回)。
こうした坐骨神経痛に効くストレッチを毎日続けることで、腰部~臀部の筋肉強化に繋がります。また、筋肉の緊張が一番緩んだお風呂上がりに、ストレッチを行えば、より効果はアップします。ストレッチ効果で、坐骨神経痛の痛みが軽減された…しかし、「これで大丈夫」と思ってはいけません。何故なら、坐骨神経痛を引き起こす原因となった、生活習慣の改善に取り組まなければならないからです。せっかく、ストレッチ効果で坐骨神経痛の痛みが治まっても、以前と同じような生活習慣をすれば、必ず再発します。
坐骨神経痛にならないための生活習慣の改善として…
・これ以上体重増加をしない
・全身の筋肉バランスを考えて行動する
・軽い運動でいいので、常日頃行うようにする
・背筋をシャキッ!腰痛の原因となる姿勢を正す…
今では坐骨神経痛などの腰痛は、一種の現代病として捉えられています。
ましてやきちんとした日常生活を送っていても、腰痛を併発する要因は、身の回りにたくさん溢れている現実があるのです。
坐骨神経痛になられた方・坐骨神経痛予備軍の方は、より一層生活習慣に心掛け、坐骨神経痛からの脱却=予防をしていくことが重要だと言えます。