坐骨神経痛は軽い運動も必要~ウォーキング~
坐骨神経痛は、正しい姿勢を維持できれば、神経に骨や椎間板が触れないように筋肉で支えることができます。
歩くのが苦痛でないのなら、正しい姿勢・美しい歩き方を意識した1歩の大きなウォーキングを行いましょう。
美しい歩き方とは、「踵からつま先へと体重移動をしっかり行いながら、他方の脚はまっすぐに前に出し、踵から着地し、つま先で地面を蹴る、この繰り返し」です。
ウォーキングは30分から1時間がお勧めです。まず、正しい姿勢を維持するためには、お腹に力を入れて同時にお尻の穴をきゅっと閉めた感じで顎を引き、両肩を落として立ちましょう。これで自然と良い姿勢になれます。そのまま左右の腕を振って歩き始めましょう。
常に、顎を引いてお腹を引き締め肩を落として、「美しい歩き方」、とくに踵からつま先へと体重移動を意識してウォーキングしましょう。
大股で歩くことで、でん部の筋肉が鍛えられ、体重移動を意識して歩くことで、脛とふくらはぎの筋肉が鍛えられ、足首も柔らかくなります。
呼吸は腹式呼吸になるように、お腹に力を入れて顎を引き、2回鼻で吸って1回口で吐く呼吸法がお勧めです。顎を引いた腹式呼吸は、腹筋を鍛えるだけでなく、背筋も伸ばします。横隔膜が大きく動くことで、肺も鍛えられます。肺活量が大きくなると、体内に多くの酸素がとりいれられ、自律神経を整え、自然治癒力も高めます。
このように、姿勢や歩き方を意識したウォーキングは、正しい姿勢を意識した筋力作りになるだけでなく、適度な有酸素運動となってダイエットや健康づくりにもつながります。
但し、歩くときに少しでも腰に響くような鈍痛を感じたときは、ウォーキングは中断してくださいね。